企業紹介

東京足立鞄工業会
(加盟8社)
品質のいい皮革を高い技術で製品化する
あだちのランドセルメーカーから、2社を紹介。

背面には衝撃吸収力97%のシャトルクッションを採用
(左)牛革ボルサ
グレー
(右)牛革ボルサ ピンク

専務取締役 中村 徳光さん
子どもたちの笑顔を守るために
地道に真面目にランドセルを作り続ける
うちのランドセルは150個ものパーツでできていますが、その一つひとつを毎年見直しバージョンアップしています。金具の厚さや重さ、皮革の手触りや質感に至るまで。肩に負担をかけることのない軽さや背負ったときのふんわりした感触も大切だし、毎日使うものなので防水性や型くずれしないような丈夫さも必要です。さらにこうしたご時世ですから、抗菌や抗ウイルス性も高めなければなりませんしね。すべては卒業するまでの6年間、子どもたちに笑顔でいてほしいから。その一心こそが、ランドセル作りの原動力です。
背面には衝撃吸収力97%のシャトルクッションを採用
(左)牛革ボルサ グレー
(右)牛革ボルサ ピンク

背面には衝撃吸収力97%のシャトルクッションを採用
(左)牛革ボルサ
グレー
(右)牛革ボルサ ピンク

企画部企画開発課 部長 𠮷野 貴史さん
ランドセルも“新時代”に突入
自分好みを自由に選べる選択肢を実現
一口にランドセルといっても、今やその個性は多種多様。タブレットやPCを収納できる大きなサイズのものがあれば、1000gほどのコンパクトな軽量タイプもあり、これまで一般的だった縦型に加え、横型も製造。さらに昨今はカラーバリエーションも豊富で、うちでは90色を用意しています。メーカーにとってアイテム数を増やすのは一つの冒険ですが(笑)、現代は個性の時代。自分好みのランドセルを選んでいただけるように工夫することが、創業から75周年を迎える我々の仕事なのかなと、思っています。
今年一番人気のワンダフルポッケシリーズ
(左)ブラック×マリンブルーと(右)ストロベリー

城北新生靴工業会
(加盟9社)
こだわりと特色のある革靴作りに定評のある、
あだちの2社の靴メーカーが登場。

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

代表取締役社長 柴 善弘さん
色気漂うトラッドな紳士靴
丁寧な手染めが深みある艶を育む
“仕上げ”は、最終的に靴を染料で色付けしていく工程のことを指してます。うちはスプレーや布、刷毛などを使って、一足ごとに手染めをすることが多い。グラデーションをつけて表情を豊かにしたり、流れるような刷毛目をつけてデザイン製をもたせたり。塗り方一つで濃淡や色艶が変わるのが面白いところで、これって女性の化粧と一緒だよね。綺麗になるためにファンデーションやチークなんかを塗るでしょう? 化粧で美しさを実現するように、靴もまた色っぽく格好良くなるように、染料で化粧をしてあげるんです。
「シバ製靴株式会社」
足立区千住5-15-9 03-3888-0004
刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

代表取締役 篠原 明雄さん
軽くて疲れず、履き心地良し
“皮革をいじめない”靴作り
製靴といえば、木型に皮革を添わせてギュギュッと引っ張って成型するのが一般的ですが、弊社ではそうせずとも形を立体的にする、設計・裁断・縫製するプラット製法を考案。皮革を引っ張ることのない、いわば“皮革をいじめない”靴づくりを主流にしています。たとえば軽くて通気性の良い鹿皮は素材として優秀な反面、柔らかすぎて加工が難しいとされてきました。でもプラット製法なら、それが可能に。写真上のAKIO GOLFは、鹿皮×プラット製法。足を入れた瞬間に、その軽さと柔らかさに驚くはずですよ。
イタリアンテイストを追求した(左)FREGINO ネイビー
同社のメインブランド(右)AKIO GOLF ブラック

足立産業協会
(加盟34社)
普段目にすることのないものを作る企業も多い、あだちのものづくり。
この2社も縁の下の力持ち。

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

代表取締役社長 多氣 勝治さん
目にすることのない“もの”を作る
卓越した研磨技術と職人の誇り
“マンドレル”って知ってるかい? 芯鉄(しんがね)のことだよ。え、芯鉄が何かって? 釣竿やゴルフクラブのシャフトづくりに使う型のこと。元が太くて先が細い円錐形の芯鉄で、これにカーボン(炭素繊維)なんかを巻きつけて成型されるのが、釣竿やシャフトってわけだ。芯鉄は最後には抜かれちゃうから、人の目に触れることは決してないけど、それでも芯鉄がなくちゃ釣竿は作れないし、釣りを楽しむだってできないよな? だからこそ人知れず(笑)、自信と誇りをもって芯鉄を一生懸命作っているんだよ。
「城北センターレス工業株式会社」
足立区柳原2-14-1 03-3881-0155
同社が作る芯鉄は 直径も規格も多種多様だが、どこを測っても誤差 100分の2以内に仕上げる というから驚き

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

代表取締役社長 古川 和弘さん
求められるのは0.001mmの世界
大きな産業を支える小さな金型部品
たとえば車のボディは上型と下型をガッチャンとプレスして作られますが、上型と下型が少しでもズレれてしまえば、うまく成型することができませんよね。これをズレないよう位置決めをするための柱状の棒をガイドピン、それを受けとめる部品をガイドブッシュといいます。自動車なのか電化製品なのか、製造するものによって太さやサイズ、仕様は違い、ときには0・001mmの勝負になることも。いずれにせよ、求められるのは精度の高さと安定した品質。図面通りのものを仕上げていくのが、私たちの仕事です。
「株式会社古川製作所」
足立区谷中2-9-15 03-3605-2810
さまざまな形状のガイドピンやガイドブッシュ
細長い鉄材を切削して熱処理を加え、研削するなどして製造

東京都印刷工業組合江北支部・足立地区
(加盟34社)
大企業の仕事も数多く手がけるあだちの印刷会社。
ユニークな取り組みを見せる3社がこちら。

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

常務取締役 鈴木 成幸さん
これが紙?紙を熟知した印刷会社が
新たに見出した紙の無限なる可能性
もともと私たちはパンフレットやカタログなどをメインに扱う印刷会社ですが、せっかく紙に関する知識と技術があるのだから、紙で何か作れないかと考えたのが「名刀 紙切丸」。刀を模したペーパーナイフです。刃だけでなく鞘から鍔、柄の飾り紐に至るまで、すべてが紙でできています。もちろん切れ味も抜群。紙を紙で切るという面白さと、これなら飛行機に持ち込めるとあって海外の方にも人気で。多くの方に喜んでもらえるのは嬉しいのですが、製作には手間がかかるので、売れれば売れるほど大変なんですけどね…(笑)。
紙製ペーパーナイフ 「名刀 紙切丸」
誕生秘話を描いた「神切丸縁起」も製作

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

代表取締役社長 小早川 真樹さん
作り手に寄り添い本気で応える
同人誌印刷会社の存在意義はそこにある
漫画や小説など年間8000件もの同人誌の印刷・製本をしていますが、僕らは1件1件真剣勝負です。作り手は心血を注ぎ、時間を惜しまず自分だけの作品を大切に編もうとしていますからね。その人にとって、それは“宝物”。その想いをきちんと感じながら、こちらも本気で応えなければいけないと思っています。自社でも私をはじめ多くのスタッフが同人誌を製作したり、コミケなどのイベントに参加したりしています。だからこそ、作り手の気持ちにもなれると思うんです。やはりお客様のニーズをいつも感じていたいですからね。
写真集『あだち工業男子』はメディアでも話題に

刷毛塗りで深みのある(左)ABTIBUI DUCATI
青
グラデーションが美しい(右)PRIMROSE HILL 茶

取締役 小池 秀孝さん
きめ細やな技術と独自のノウハウで
難しいとされる特殊印刷を実現!
うちにくる仕事は、他社で嫌がられるような特殊なものばかり。たとえば柔らかなビニール素材への印刷。実はこれ、日本で数軒しかできない技術です。ビニールには収縮性があるでしょう。温度や湿度で伸び縮み具合が変わり、静電気も起こりやすいからインクがうまくのらなかったり、ゴミやホコリを引き寄せやすくなる。そんな素材にきれいに刷るには長年の技術や経験、ノウハウが必要になるんです。この他50年以上続けている箔押し印刷やカード印刷などにも、技術力を生かした高品質なものづくりを目指しています。
「株式会社ニットク」
足立区本木南町3-9 03-3889-2109
手がけるのは特殊な技術が必要とされる印刷物ばかり